【新唐人2010年11月11日付ニュース】最近、中国の庶民にとって身近な農産品の価格が急激に上がっています。今年10月と11月の消費者物価指数は、4%を超え、再び記録を更新すると見られています。
にんにく、大豆、生姜、砂糖に加えて、食用油や綿花まで農産品価格の急騰が続き、中国のインフレ圧力を強めています。
ある業者によると、今、砂糖の卸売価格は去年の同時期の2倍になりました。
山東省・砂糖卸売業者 唐さん
「前年同期は3,000元(1トン)、今は6,000元です。一部業者が買いだめしています。今年の砂糖は不作で、出来もよくありません」
綿の生産農家によると、今年は不作で値段が倍になったものの、コストが上がって、儲けはないそうです。
陝西省・綿農家 楊さん
「今年の収穫は半分減りました。農業は苦しいので、皆やりたがりません。小売価格は500グラム20元を超えました」
今年初め、じゃが芋の主要生産地は干ばつがひどかったため、じゃが芋の価格も上がりました。
これについて、業者は…
甘粛省・じゃが芋の卸売業者 雷さん
「今夏は0.8元でしたが、今は1.2元です。品物不足と投機が原因です。これからも値上がるでしょう」
報道によると、食品価格の全面的な値上がりが消費者物価指数を押し上げている主な原因です。10月と11月の消費者物価指数は、4%を超えると予想されます。
新唐人テレビがお伝えしました。
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